ICU看護とは、集中治療室に運ばれてくる、重症な患者さんや術後の患者さんのケアを行うことが主な仕事です。
生命の危機にさらされた患者さんへの対応となるため、常に緊張感がある職場といえるでしょう。
そんなICUでは、看護師の処置1つで患者さんの命を左右することもあるため、ICU勤務に向いているかどうかの適性が重要となります。
ICUの看護師の適正は主に以下の4つです。
1つ目は、勉強熱心な人です。
ICUの看護師になるためには、あらゆる疾患に関する知識が必要です。
患者さんの僅かな変化を見極めて、それに対応することができるスキルが必須となるため、自ら学び、向上していく気持ちのない人には務まらない仕事であるといえるでしょう。
2つ目は、協調性がある人です。
ICUはそれに関わる医療従事者と連携して看護を行っていくため、互いに協力し合うことができる協調性が求められます。
患者さんの命を救うという同じ目標に向かって、互いの役割をきちんと把握しながら働ける、そうした人材が求められているのです。
3つ目は自己管理能力がある人です。
ICUで働く看護師は、他の病棟よりも多忙で、常に緊張感にさらされているため、精神的な疲弊も激しい職場です。
そのため、自分自身の体調管理をしっかりコントロールして、常に最高のパフォーマンスを発揮できる能力が必要となるのです。
4つ目は、冷静に対応できる人です。
ICUに運ばれてくる患者さんは、生死の境をさまよっている方もいます。
容態が急変した時に落ち着いて行動ができる、そうした冷静さは、ICUで働く上では必須の適性といえるでしょう。